トカゲの飼い方③(サキシマカナヘビ、ミドリツヤトカゲ、オカダトカゲ(ニホントカゲ))
2018/11/17
トカゲやカナヘビの飼育方法について2018年10月現在のものをまとめました。
みなさん様々な飼育方法をされていますから、どれが「正解」というのはないのかもしれないなと思うようになりました。
まだまだ改善の余地はあると思いますが、飼育日記として残して生きたいと思います。
本日紹介するトカゲの飼育方法は2018.10月現在、ジェックス グラステラリウム4545で飼育している仲間達です。
中にいるのは、
①サキシマカナヘビ オス×2匹
②ミドリツヤトカゲ メス×1匹
③オカダトカゲ(ニホントカゲ?) メス×1匹
です。
①サキシマカナヘビ
サキシマカナヘビはどちらもオスなので、ちょっとケンカもあります。ただどちらが一方的に責めるのではなく、お互いにケンカをする程度ですから様子を見ています。
ケンカするくせになぜか近くにいる、なんだか兄弟のような2人です。
手前の重なっている2人がサキシマカナヘビです。
こうしてみるとおなじサキシマカナヘビでありながら色が微妙に違うことに気づきます。
本当にいっつも一緒に居るイメージです。
②ミドリツヤトカゲ
おそらくこのケージの中で本気を出したら一番強いトカゲです。しかし、この子が他の子を攻撃しているところを一度もみたことがありません。
本当に優しい子です。
敬意を込めてミドリツヤトカゲさんとさん付けで呼んでいます。
オスだったらもっと縄張り意識が強かったかも知れません。メスだから他の子ともうまくやっていけるのでしょう。
③オカダトカゲ(ニホントカゲ?)
伊豆諸島出身の子で、オカダトカゲとして売られていました。木に登ったりもしますが、ほぼ地表のあたりにいることが多い子です。
パネルヒーターの恩恵を一番受けることになりそうですね。
朝の時間に出てきて日光浴をしている姿を良く見ます。
驚かさなければすぐに逃げるようなこともありません。
この子は、瞳がクリクリの美人ちゃんだったりします。ヒガシニホントカゲが伊豆諸島にも流入しているそうですから、この子が純粋なオカダトカゲなのか、ヒガシニホントカゲなのか、MIXなのかは分かりません。でもそんなことは関係なく、大切に育てていこうと思っています。
餌はヨーロッパイエコオロギ、ワラジムシを与えています。
ハニーワームも与えていましたが、栄養バランスに難があるにも係わらず、趣向性が強すぎるので今は控えています。
だいたいコオロギ8割、ワラジムシ2割くらいでしょうか。
コオロギは自家繁殖したもの、スフィロアクアさんで購入したものなどを与えています。
サキシマカナヘビ、ミドリツヤトカゲさん、オカダトカゲ、誰もコオロギはきちんと食べてくれます。
ワラジムシに関してはサキシマカナヘビはあまり好きではないようです。
ただ、サキシマカナヘビは果実のゼリーを好んで舐めます。
本当はミドリツヤトカゲさんのためにケージに入れたのですが、サキシマカナヘビばかりが舐めている状態です。
グラステラリウムの下にはパネルヒーターを敷いてあるのですが、グラステラリウムにはなぜか底に隙間があり、シート状のパネルヒーターを置いても熱がケージに伝わりにくいようです。
またスチール棚に載せていますので、どちらかというとスチール棚の方に熱が奪われてしまいそうでしたから隙間を埋めつつ、断熱をする必要がありました。
以前はアルミの断熱シートを使用しましたが、アルミシートでは隙間を塞ぎ切ることができません。
今年はスタイロフォームに挑戦です。
本来は建築資材なのですが、非常に安価に入手することができ、カッターなどでの加工もとても簡単で、断熱性は抜群ですからお勧めです。
ただ安定性に欠けるような気がします。滑り止めを敷いていますが、大きな地震などが来たらと思うとちょっと怖いです。
改善の余地があるかも知れません。
水入れは、水の動きがでるよう熱帯魚やカメ用のフィルターを回しています。水入れの高さが高くなってしまったので、まわりに階段を置いたり、FAKE GREENを置いて上り下りをしやすくしました。
このようにして水を飲みに来ます。
この水飲みについての詳細はこちらのページでも記載してあります。
トカゲやカナヘビ、カエルを飼うための小さな工夫集
また、この写真に写っている黒い枝は「ブランチツリー」という名前でSeriaで売っていたものです。本物の木ではありませんが、ゴムっぽいような樹脂っぽいような材質で出来ていますから本物の木よりも柔らかです。以前は木の枝を剣山でまとめたものを使用していましたが、枝を折った跡がどうしても鋭利になってしまい、けがの恐れがあるので、辞めてこちらに変えました。固定してあげないと倒れてしまいますが、固定できればこれが良いようです。
バスキングのライトは現在小さめのライトを使用しています。40w程度のものです。冬になり寒さが厳しくなったら100wに変えます。コンセントタイマーと連動しており、主に午前中に点灯するようにしてあります。
それとバスキングの際に熱を溜め込むための石とシェルターを兼ねたものをバスキングライトの真下に置くようにしています。
カナヘビやトカゲ達は順番にこの上に来て温まるようですが、太陽が出ているときはみなおひさまの方に行ってしまうので、これは使われません。所詮人間の作ったバスキングライトはガラス越しのお日様の力に勝てないようです。
この黒いスチール製の三段棚は植木鉢を入れるためのものですが、孵化が始まったコオロギの産卵床を置いたり、大きな目の石を置いてバスキングに使えるようにしたりしています。
このケージは朝の時間にお日様が出ていれば、朝日が当たるところにおいてあります。
昼前には太陽の光が届かなくなってしまうのですが、丁度良いのではないかと思っています。
夜になるとサキシマカナヘビたちはFAKE GREENで寝ていることが多いです。
樹上性のサキシマカナヘビにはここが心地よいのでしょうか。ごくたまにミドリツヤトカゲさんもここで寝ています。
でも、ミドリツヤトカゲさんは地表に敷いてあるチモシーの中に潜って寝ていることが多いです。
オカダトカゲはだいたい灰色か黒かどちらかのシェルターの中で寝るようです。
それぞれの種の性格の違いがあるからうまく同居できているのかも知れないですね。
〈 それぞれの種別の飼育日記はこちら 〉
→サキシマカナヘビの飼育日記
今回の飼育で利用しているケージはグラステラリウムの4545です。
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