ミドリツヤトカゲの飼育①

   

今日はうちで実践しているミドリツヤトカゲさんの飼育について紹介をしていきたいと思います。
以前の記事で、同居している他のトカゲも含めて飼育環境の紹介をしましたが、今回はミドリツヤトカゲさんにスポットを当てて、ミドリツヤトカゲさんの魅力を紹介する飼育日記です。
ミドリツヤトカゲの飼育を検討されている方の参考になれば幸いです。

ミドリツヤトカゲ02

ミドリツヤトカゲは、どちらかというと樹上性の性質を持つトカゲです。ニホントカゲなどはどちらというと地表性の性格を持つトカゲですから主な生活エリアに多少の差があります。
ミドリツヤトカゲは立体活動が好きで上下の登る降りるをよく繰り返します。

バスキング_ミドリツヤトカゲ

木の上

この写真を見ると後ろ足だけ色と模様が違うことがわかります。
彼らなりのおしゃれポイントなのでしょうか(笑)。

たまに木に登ることもあるけれど、基本地表にいたり土に潜ったりしているニホントカゲとは逆で、地上にいたりシェルターに入ったりもするけれど、木に登ることが多いトカゲです。
また、とても人馴れをするトカゲで飼い主を見つけるとしょっちゅうガラス越しにちょっかいを出してくるイメージがあります。

壁ドン!

ミドリツヤトカゲさんによる壁ドンです(笑)。
一生懸命体を伸ばしてガラスに手をかけていますが、この後、落ちてしまいます。

家にいて、ふと誰かの視線を感じるとだいたいこちらを見ているのはこのミドリツヤトカゲさんです。

視線01

視線02

飛びかかる直前

この直後にこちらに向かってジャンプしてきます。
この子のそばにいるとよくこういう風景を見ることができます。
トカゲにしては珍しく、「かまってちゃん」の性格のようで、他の子を撮影しようとすると勝手にフレームインしてくることが何回もありました。

フエームイン01

フエームイン02

フエームイン03

エサは比較的何でも食べてくれますが、うちでは死んでしまったコオロギはあまり食べてくれません。ピンセットで口の近くに持っていって動かしても嫌そうな顔をして去ってしまいます。なので、冷凍コオロギや乾燥コオロギは好いてはくれないことでしょう。
一番好きなエサはハニーワームで、コオロギやワラジムシもきちんと食べてくれます。

コオロギもぐもぐ

ハニーワームが好き過ぎてハニーワームをくれる飼い主に慣れたような気がします。
ハニーワームクレクレダンスの動画が撮れましたので、良かったらご覧になってくださいね。

youtubeサムネ


今の所、ピンセットからの給餌では色々食べてくれますが、人工フード(レオパゲル、レオパブレンド)には興味を示しませんでした。
コオロギ、ワラジムシ、ハニーワームで暮らしています。
今度ミルワームも試してみようと思います。
それとバナナを食べてくれました。
インドネシアではババナを食べているという噂を聞いたものですから半信半疑でしたが与えてみたところ、おかわりまでして食べたので確かに食べるようです。

バナナを食べるミドリツヤさん

オスが複数いるとケンカをしてしまうことがあるそうです。またメスの数が少ないとメスを争ってケンカが激しくなることがあるそうです。
うちの子はメスらしいのですが、オスがいないため平和に暮らしています。
繁殖を考えたらペアにしたほうが良いのでしょうけれど、今の所繁殖までは考えていません。

この子はとても優しい子で同居している自分よりも小さなトカゲたちに対してとても寛大です。

サキシマカナヘビとミドリツヤさん

サキシマカナヘビとミドリツヤさん02

最初は体の大きさの違いからとてもビクビクしていたサキシマカナヘビもこんなに仲良く過ごせるようになりました。

日本のトカゲ達と同様に日光浴が大好きです。
午前中(真夏は朝だけ)の光が出ていれば積極的に日光に当たりに来ています。

日光浴

この写真でも後ろ足だけ体色が異なることがはっきりわかりますね。
ミドリツヤトカゲさんはサキシマカナヘビやニホントカゲほど水を飲みに来ているイメージはありません。もちろん水は必要なのでしょうかけれど、サキシマカナヘビやニホントカゲがよく水を飲んだり、水遊びをしているのに対してほどんど水飲み場に姿を見せないイメージです。
でもきっと私の見ていないところで水をのんでいることでしょう。
湿度を適切に保つためにも飼育するときは水飲み場は用意してあげてくださいね。

夜寝るときも樹上のことがありますが、最近は地表で寝ていることもよくあります。
なかなか寝顔を取らせてくれないので貴重なショットですが、床材のチモシーの中や上で寝ていたり、シェルターに入って顔だけ出していたりします。

寝顔01

寝顔02

カメラを向けると必ず目を覚ますので、めったに撮らせてくれない寝顔です。どうやらまぶたは下から上に向かって閉じるようです。

前回の記事でも紹介しましたが、床底にはヒートシーターを敷いています。

シートヒーター

これとバスキングライト、太陽光で暖を取っています。
立体活動をしやすくするために流木を入れてあげたり、ポトスなどの観葉植物をいれてあげましょう。

最大でも体長30cm程度にしかならないので、立体活動ができるよう工夫をしてあげればそれほど大掛かりな施設がなくても飼育することができるところがまたありがたい種です。

立体活動

でも、もし脱走されるようなことがあったらとても素早いですし、壁も天井も登ってしまうので捕まえるのがとても困難になることでしょうから、脱走防止には十分に注意をする必要があります。蓋付きでしっかり扉に鍵が掛けられるケージを使いましょう。
うちではグラステラリウムの4545を使用しています。
他のトカゲと同居しているのでミドリツヤトカゲは1匹だけですが、グラステラリウム4545があれば複数匹ミドリツヤトカゲを飼育したり、繁殖したりすることが可能だと思います。

うちのミドリツヤトカゲさんは飼い主に慣れてくれたのはいいのですが、ケージに手を入れると飛び乗ってくるようになってしまいました。もしそのまま手に沿ってダッシュされたらすぐにケージの外に脱走されてしまうので、ちょっとこの点はヒヤヒヤしています。

飼い主に注目

飼い主が来たぞ~

今の所、拒食症になったり、病気になったりすることなく元気に暮らしてくれています。そのことが一番ありがたいですね。
ミドリの美しいトカゲ、ミドリツヤトカゲ。爬虫類の飼育をしてみたい方にぜひお勧めのトカゲです。

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