東山動物園で教わる動物飼育03〈おまけ編〉

      2019/02/24

過去2回にわたって連載をしてきた東山動物園で教わるシリーズですが、肝心のUV灯については第2回で触れました。
今回はせっかく東山動物園に行って来たので他の部分のご紹介をしておきたいと思います。

虎がいました。スマトラトラでしたかね。
威風堂々とした立派な風格でしたよ。


こちらはアメリカの国鳥でもあるハクトウワシです。
広いケージに住んでいましたが、見に行ったらなんと目の前まで飛んできてくれました。
なんというサービス精神(笑)!
動物園にもってこいな生体ですね。


水棲のイモリなどの水槽です。この奥に濾過器があるのでしょうけれどどんな仕組みになっているでしょうね。生体を見るのも楽しいですが、こういった環境づくりのための施設設備をもっと見せてくれると嬉しいなあと思います。


こちらはメダカ館といわれるメダカを主とした展示館です。
多くの水槽が連結されており、強い照明が当てられていました。


連結された水槽はそれぞれ水流が作られており、大きな濾過器でまかなっているように見えました。

メンテナンスを考えてもこのようにした方がスケールメリットがあって良いのでしょうし、生物濾過の観点からみても小さな水槽を個別に濾過するよりより大きな水槽として大きな濾過器で濾過した方が適切なのだと思います。こんな水槽、家にあったらいいですね~。


この水槽は水草がきれいです。アクアリウム界では今、ソイルという黒い粒が水草生育のための底土には主流です。難しいきれいな水草を育てるには強い光、ソイル、二酸化炭素の添加は不可欠のものとされています。
しかし、この水槽にはソイルが使われておらず、川砂利での水草水槽でした。
よく見ると比較的強い品種の水草が使われていますからソイルでなくとも良いのでしょう。
実はソイルは底土に使用するにも関わらず、一般的には1年程度で交換をしないといけないといわれています。どんなにきれいに水草水槽を作りこんでも底土をリセットするということは全部一度壊さなくてはならないということです・・・。
本当にリセットの必要があるのかどうかは私には分かりませんが、きれいに水草水槽を飾っていたあるアクアショップでは実際に1年に1度お店の水槽も一度リセットをしているとおっしゃっていました。
それがなければソイルを使ってみたいのですが、せっかく作ったものを壊さなくてはならないと思うと躊躇してしまいます。そう考える人、ほかにも多いのではないでしょうか。


最後にコンドルの写真です。翼を広げると相当大きいと聞いていましたが、見に行ったら見事に翼を広げてくれました。このコンドル、客の要望を分かっていますね~。

ツキノワグマやシンリンオオカミなんかはちょっとストレスを抱えているようにも見えました。
ひょっとしたらそもそも動物園での展示にあまり向かない種なのかもしれませんね。
難しいですよね。

最後に東山動物園にいる動物達のために500円募金して帰りました!

ここの動物達とスタッフの皆様が幸せでありますように。

東山動物園で教わる動物飼育01
東山動物園で教わる動物飼育02

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