コオロギの飼い方(給水器編1)

      2018/10/27

次にイエコの飲み水についてです。
前の記事に書いたようにイエコは水を良く飲みます。
しかし、水入れを入れると溺れますし、多湿にするとアンモニア中毒を起こして死にます。
「どないせ~ちゅうんじゃ」というのが正直な感想ですよね。

しかし、世の中多くの先人が工夫をされています。
「イエコ 給水器」
で検索をすると様々な給水器が出てきます。
以前の私は小さいタッパーのふたにに傷をつけてガーゼをはさむことで常にガーゼを湿らせる作戦でイエコを飼っていました。
当時の写真が残っていなくて分かりにくいのですが同様のものを使っている方は多いのでネットで検索をしてみてください。
これは結構革新的なものでしたが、ちいさいコロオギはタッパを登るのに苦労するようです。
タッパが大きいと小さいコオロギにとってハードルが高くなる一方、タッパが小さいとすぐに水が切れてしまい、またそれが飼育者から分かりにくいことが課題でした。
そこでコオロギ用の給水器として売られている「自動給水器」をヒントにいくつか給水器を自作してみました。

給水器1号

500mlのペットボトルの底付近に穴を2つ開け、ひもを通したものです。紐は100円ショップで買いました。

紐を通す穴は錐やドライバーよりもはんだこてで開けた方がずっと楽です。はんだこてもダイソーで買えます。こちらは100円ではありませんでしたが・・・。

ただ紐を通す作業が結構面倒でした。紐は切ったところからふわっと広がってしまうので穴に通すのに苦労したのです。
また、ペットボトルの内側から紐を引っ張ることができれば楽だったのでしょうけれどもペットボトルの口は小さく、内側から引っ張るためのピンセット等を入れることもできませんでした。
四苦八苦して作った給水器1号ですが、なかなかの活躍をしてくれました。

水を飲みにきたニホントカゲ

コオロギだけではなくトカゲもこの給水器から水を飲んでくれるようになったのです。
これまでトカゲ用に水入れを別途用意していましたが、水入れから水を飲むところを見たことはありませんでしたが、この給水器からはペロペロと舌を出して水分補給をしてくれているようでした。
どうしても水を張った水入れを置いておくとコオロギが溺れますし、頻繁に水交換をしなくてはなりません。しかし、トカゲもコオロギ同様湿らせた紐や布でもあればそこから給水するのだということを教えてくれました。これは500ml入っているので全く水切れの心配がありません。一週間ホッタラカシでも全く問題ないのです。これはありがいことでした。一週間使ったあとも水は十二分に残っていましたが、衛生的な面を考えて水を換え、紐も流水で洗うようにしていました。

続いて給水器2号です。1号は問題なく使えましたが、課題として黒い紐を使ってしまったので汚れが分かりにくいことがありました。またさすがにどうやら500mlは大きすぎたようで1週間でその容量の1/4も使わないことが分かりました。
そこで今度は100均で購入したボトル(ネジ式パック320ml)を使用することにしました。

これは2個で100円なので相当お得なお買い物です。さかさまにしてふたにガーゼを噛ませ、毛細管現象で水が染み出るようにしたものです。ギュッと完全にふたを締めてしまうと水が漏れ出てこないので、一度完全に締めた後に気持ち緩くするのが「コツ」です。

給水器2号

これで常にガーゼが湿った状態を保つことができます。
1週間ためしに使ってみるとガーゼが相当汚れることがわかりました。黄ばむというか茶色のしみが出来てきます。
毎週水を換えるとともにガーゼも洗うことが簡単にできました。
これはなかなかお勧めできる給水器です。
しかし、人というの贅沢なもので次の不満が出てきました。
結局320mlも必要ないのです。一週間で使うのは恐らく多くても100ml程度でこんな大きな給水器である必要はなさそうです。
それこそコオロギ1,000匹くらい飼っていたら別なのかもしれませんが、少なくとも我が家においてはオーバースペックです。
これはこれで使える給水器ですが、また試行錯誤を続けることにしました。

次回へ続きます。

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