ニホントカゲの飼育記録①
2018/11/10
みなさん、こんにちは。
過去に何度か飼育したことがあるニホントカゲについて飼育記録をまとめてみました。
ただヒガシニホントカゲよりも幼体の色が残りやすいように思います。
ニホントカゲを飼育してみたい方、過去にもトカゲの飼育方法については記事にしましたが、飼育記録として残しておきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
過去の記事でも書きましたが、かつてはニホントカゲの床材には、黒土を使用していました。
改めて黒土を利用することのメリットとデメリットをまとめてみようと思います。
●メリット
1 安価で手に入る
2 乾いてきたら色が変わるので乾燥に気づきやすい。霧吹き等で簡単に過湿ができる
3 もともとニホントカゲの生態に合っている(黒土のあるようなところにニホントカゲは住んでいる)
4 ニホントカゲは潜るのが好きで黒土は潜りやすい
5 ニホントカゲ以外の生き物にも優しい(コオロギや場合によっては同居するカナヘビなど)
●デメリット
1 コオロギの糞などがわかりにくい(汚れが分かりづらく掃除がしづらい)
2 カビ、ダニ、コバエなどが湧きやすい
3 トカゲが潜ってばかりで観察できない
4 ニホントカゲが喜ぶような多湿状態にするとコオロギが死にやすい環境になってしまう
こんなところでしょうか。特にデメリットの「3 トカゲが潜ってばかりで観察できない」は飼育をする意義に関わるところです。観察できなければ何のために飼育しているのかわからない状態になります。そして健康観察もできない状態になりますから何らかの病気を抱えてしまったとしても飼い主が気づかなければ適切な処置をとることができません。
そこで黒土は辞めました。
床材にはチモシーを使っているのですが、とてもいいですよ。
そのあたりは前回書きましたので、詳細は割愛しますね。
(ニホントカゲの飼い方、床材は何が良いか )
ニホントカゲは乾いた環境でも生きることができますが、多湿な環境を好むようです。
かつて餌として投入するコオロギのために乾燥した環境にしていたことがありましたが、ニホントカゲは脱皮不全を起こしてしまいました。
(トカゲの水入れや湿度について )
ニホントカゲは飲むため程度の水ではなく、体ごと浸かることができるくらいの水があったほうが良さそうなのです。
過去にはウェットシェルターの上部分や、深さ7cmくらいの水入れの中などに潜っていました。
水槽のメンテナンスのときにトカゲがいないと探し回ったら深さ7cmの水入れから
「ざぱあ。」
と顔を出したことも。びっくりしました。完全に潜っていたのですね。
トカゲの世話をするときは、間違って外にトカゲを出してしまわぬよう、どこにトカゲがいるのかきちんと指差し確認をしてから飼育用品の出し入れをするようにしましょう(笑)。
この動画でもニホントカゲは水草の上でゆっくりしているのがわかります。本当はコオロギが溺れるのを防ぐために水入れに水草を入れたのですが、ニホントカゲの憩いの場となっていました。
この中に完全に潜ってしまうこともあったんですよ。
今はオカダトカゲを飼育しています。
餌は基本的にはヨーロッパイエコオロギを与えています。
たまにワラジムシ、ハニーワームもあげると喜んで食べてくれます。
オカダトカゲにもミルワームあげてみたらいいかも知れませんね。
そして彼女にはお気に入りのバスキングスポットがあっていつもここで日光浴をしています。
反射が激しくてたいへん見づらく申し訳ないのですが、ここに誰かのしっぽが出ています。わかりますか。
滝が止まっているときにはフィルターの中に完全に潜ってしまっているのです。
しっぽだけ出ていますが(笑)。
水が出ていたってお構いなしです。
11月の初旬でしたから寒いでしょうに、水遊びをやめる気配はありません(笑)。
ニホントカゲ(オカダトカゲ)を飼育される方は、ぜひ水をたっぷりと用意してあげてくださいね。
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