コオロギの飼い方_飼育環境その3 落ちるコオロギ激減!?新兵器の導入
2018/10/24
2018年の夏はとっても暑い夏でしたね。
キャッチアップ画像はウエットシェルターで涼むミドリツヤトカゲです。
氷は一瞬で溶けてしまいますが、氷が溶けた頃にはウエットシェルターも十分に冷えているので、氷が溶けて水になったものをいったん捨てて、また氷を入れ直せば、次はちょっとは長持ちします。
本当にちょっとはですけど。
ウエットシェルターの中、そんなに温度が変わっているのかなと思って測ってみました。
15.2度!
いくらなんでも冷えすぎです。冬眠準備を始める温度にまで下がってしまいました。
まあ、ここまで下がるのは一瞬でしょうし、寒くて嫌なら自分から出てくるでしょうから大丈夫でしょうけれど。
しかし、今年の夏は本当にあまりに暑く、ヨーロッパイエコオロギのための産卵床を設置しても半日程度でからからになってしまいました。
30度くらいであれば繁殖にいいのかも知れませんが、さすがに40度近くなるともう繁殖どころではないようです。
夏の間は繁殖は諦めました。
しかし、思ったよりもコオロギ達がパタパタ倒れて生きます。
前回の記事で紹介したとおり、アンモニアを飛ばす為にファンをまわしているにも関わらず、真っ黒になって死ぬコオロギが後を絶ちません。
コオロギの糞尿と空気中の水分が結合することで、アンモニアを発生し、コオロギ達が中毒になっていきます。
あるペットショップでは卸のコオロギ屋さんでコオロギが全滅して、欠品となっていました。
日本のような気候だとどうしても気温が高いと、飽和水蒸気量に伴って空気中の水分も増えるので、乾燥した環境を好むコオロギたちには鬼門なのかも知れません。
しかし、ある発見をしたんです!
先にtwitterでお知らせしましたからtwitterをご覧になっている方はご存知かもしれませんが、なんとあるものをコロオギの飼育ケースに入れたら落ちるコオロギが激減したんです。
「激減」ですよ、「激減」!
「ちょっと減りました~」ではなく、明らかに目に見えて減りました。
今まで様々な工夫をしてきましたが、ここまで効果のあるものはありませんでした。
投入したものは、実は除湿剤です。「水とりぞうさん」なんかが有名ですね。
これは水とりぞうさんではありませんが、1週間で相当な量の水が取れたことがわかります。
続いて2週間後の除湿剤。
水の量が確実に増えていますね。
この除湿剤の説明によるとクローゼットの中なら半年に一度程度の交換で済むそうですが、このペースだと1ヶ月持つかどうかあやしいくらいの勢いで除湿をしています。
そして、除湿剤を投入してからというもの、アンモニア中毒死らしきコオロギの死体がほぼなくなったのです!
これは快挙でした。
ファンをまわしてみたり、飲み水を一度外して水分補給を野菜やゼリーだけにしてみたり色々試行錯誤しましたが、残念ながらうちではあまりいい結果を生みませんでした。
でも、今回はバッチリです!
これはぜひ読んでくれる方に早く広めなくてはと思いブログを更新することにしました。
さて、除湿剤が十分に効果があることが分かりました。
でも、除湿剤って世の中にたくさんありますよね・・・。
果たしてどの除湿剤がコオロギに向いているのでしょうか。
ちょっとそのあたりをまた、次回以降研究してみたいと思います。
それと、最近、ワラジムシとハニーワームも餌として始めました。
ワラジムシはカエルやトカゲのカルシウム補給のために、ハニーワームは栄養補給をして強い体を作るためです。
ハニーワームは嗜好性が抜群なのですが、栄養バランスがあまり良くなく、ちょっと肥満になりやすいので与える量を考えないといけないと考えています。
どちらも試行錯誤しながら飼育(キープ?)をしています。
またある程度飼育方法というか、キープ方法が確立できたら記事にしようと思います。
もし、いつまでたっても記事にならなかったら
「失敗したんだろうな・・・」
とお察しください。
除湿剤の研究、ハニーワームやワラジムシの飼育など、どんどんトカゲ飼育から離れてしまうように見えますが、もちろん引き続き、トカゲも買っていますよ~。
しかし、除湿剤、半端ないです。
コオロギのキープに苦労されている方、いらっしゃいましたらぜひ一度試してみてくださいね。
続き
検証!優秀な除湿剤を選ぶためには。失敗しない除湿剤選びのポイントとは ①
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