mr.alex's lizard blog

トカゲの飼い方①(ニホントカゲ ニホンカナヘビ アオカナヘビ サキシマカナヘビ)

黒レンガ01

2017年12月頃のお話です。
今日はカナヘビやニホントカゲの飼い方についてお話をしたと思います。

黒レンガ02

60cm水槽の壁面に発泡レンガをつけています。これは立体活動が好きなカナヘビのため、また、太陽光が差し込んだときに日向ぼっこができる面積を増やすためです。
実際に自然環境下では石垣などの立体的なところにトカゲがいることがよくあると思います。

登るカナヘビ

集うトカゲたち

長い尻尾のサキシマカナヘビ

こうしてみるとサキシマカナヘビは本当に尻尾が長いのだと良く分かります。
このレンガの壁は、カインズホーム発泡レンガを買い、ダイソーで買ってきた鉢底ネットにバスコークで接着したものです。

発泡レンガ01

発泡レンガ02

鉢底ネット

バスコーク

適する大きさに切ってから貼りました。
バスコークではなくバスボンドQでもOKです。でもバスコークの方がお安いですし、作業中の匂いもきつくありません(バスボンドQも乾いてしまえば匂いは消えます)。
ちなみにどちらを使用するにしても「防カビ剤不使用」のものを使います。
防カビ剤が生き物にどんな影響があるかわからないからです。
それと飾り程度の意味しかありませんが、エアプランツをつけてあります。

右側にある灰色の石のようなものはシェルターです。よくトカゲたちはこの上でバスキングライトを浴びています。シェルターなので隠れることもできて良く使われているらしく、このあたりは1週間で汚くなります。

シェルターとトカゲ

奥に銀色の缶があります。
これには孵化が始まったコオロギの産卵床をいれます。
すると生まれたばかりのコオロギが次々と自動的にトカゲのケージ内にわらわら出てくるようになります。頃合を見て撤去します。

また、ウエットシェルターを入れています。これも単純に水を張ってしまうとコオロギが溺れるのでミズゴケ(このあとミズゴケから浮き草に変更しました。)を敷き詰めています。
遊び心でコオロギの餌になるように小松菜の種をミズゴケに埋めてみたら芽が出ました。
水入れは別にあるのですが、ここからもトカゲ達は水分補給をするようです。

ウェットシェルターから水を飲む

ウエットシェルターの右にあるのが切り株状の水入れです。
ただ水を張っただけではつまらないので、ヘデラを植えています。
また、浮き草を入れています。コオロギが水入れに落ちてしまっても足場になるようにと思って入れました。

鉢植え

これが水面を覆いつくしてくれればよいのですが。

切り株01

もうひとつ切り株があります。
黒い切り株で水入れ切り株の右側にある小さいやつです。
これも上にのってバスキングをしたり、中に隠れたりします。
本来はメダカや熱帯魚用として販売していたものでした。
また、奥に立っている穴ぼこだらけの木、これも本来は熱帯魚用品です。
流木風ヒーターカバーとして販売されていたもの(ニッソー 流木型ヒーターカバーNHV-119)を転倒しないようにして立てました。
コオロギ達がこの中に隠れているところを良く見ます。
結局この中にカナヘビたちも入れてしまうのでここに隠れたところで全く安全ではないのですが。

コオロギが隠れるが・・・

カナヘビだって入れるよ!

それと一応コオロギ用に給水器を入れています。しかしみたところそれほど有効活用されていないような気がします。
ここに入れられてしまったコオロギには、こんなところでゆっくり水を飲むような暇はなく、あっというまに捕食されてしまうからです。たまにトカゲたちもこれで給水をすることがあります。

コオロギの給水器から水飲み

でもウエットシェルターにきちんと水を入れるようになって、切り株型水入れを導入してからはわざわざここから水を飲みことも少なくなりました。

ウエットシェルターで給水

コオロギ用のエサも一応は入れていますが、これもほとんど減りません。コオロギはほとんどこの水槽に滞在することなく、あっというまに食べられてしまうからです。

底材には落ち葉とチモシーを入れています。
落ち葉は近所の公園から拾ってきたものを煮沸消毒させてから乾かして使っています。
ダニとか持ち込みたくないですからね。
これは拾ってきたものですからお金は掛かりませんが、正直いうと面倒くさいです。拾ってきて鍋でお湯を沸かして、落ち葉を入れて沸騰してから5分ほど煮沸します。
そのあとは日が当たる室内で天日干しです。

落ち葉

外に干して直射日光に当てれば紫外線の消毒作用が期待できるのですが、何か虫がついたら嫌ですし、落ち葉が風で飛んでいって目減りしてしまったら残念ですから。
それとチモシーを使っています。

チモシー

チモシーはいいですよ。ウサギ用として販売されていますが、カナヘビやニホントカゲって草原とかにもいるじゃないですか。同じような環境に出来るので彼らには何の抵抗も無いようです。
また、牧草特有の青臭さはありますが、消臭効果があるようで、トカゲやコオロギの糞尿のにおいが気にならなくなります。
これは本当、お勧めです。お安く手に入る環境であれば落ち葉はなしでチモシーのみでいいかもしれません。最近チモシーがダイソーやカインズで安く売られているのを見つけたので今の落ち葉の在庫がなくなったらチモシーだけにするかもしれません。

アオカナヘビの立体活動01

また、立体活動がしやすいように細い枝も入れています。これはアオカナヘビが枝に登っているところです。

アオカナヘビの立体活動02

アオカナヘビの立体活動03

このように剣山に枝を刺して立体的にします。もちろんこの枝も煮沸消毒済みです。

立体活動用の木

ケージの高さに合わせて脱出経路にならないよう高さを気をつけましょう。
それと写真にはありませんが、床面の1/3程度を覆うように水槽の下にはパネルヒーターを敷いています。たしかみどり商会さんの「ピタリ適温プラス 3号」だっと思います。
コオロギとは相性がよくなかったピタリ適温ですが、トカゲ水槽では問題なく使用できています。

トカゲ達はのびのびと暮らしているように見えます。

アオカナヘビの立体活動04

ニホントカゲの立体活動01

最後にサキシマカナヘビのペアです。なんだか尻尾を絡めあっている姿はまるで手をつないでいるカップルのようです。

サキシマカナヘビのカップル

そしてちょっとだけ無理をして見れば、な~んとなくハートに見えませんか?
ちょっと無理があるかなあ。こういうのってインスタ映えにはなりませんか?

以上、2017年12月時点でのトカゲの飼い方でした!

今回紹介した飼育用品はホームセンターやダイソーなどの100円ショップで買うことができますからそちらで買うことをオススメしますが、買い物に行くことができない都合のある方はネットでもある程度購入が可能です。
ちょっと高くなってしまうのでご近所にダイソーやホームセンターがある方はそちらで良いと思いますが、ネットでも買えるように御案内を残しておきます。

この後もまた手を加えたりして試行錯誤を繰り返しています。トカゲの飼い方を調べている方はぜひ次の記事もどうぞ。
トカゲの飼い方②(レイアウトの変更)
トカゲの飼い方③(サキシマカナヘビ、ミドリツヤトカゲ、オカダトカゲ(ニホントカゲ))
カナヘビ・トカゲの飼い方 ~冬眠やそのほかの越冬方法について~【1】
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