キノボリトカゲの飼い方-飼育環境を書きたいと思います。
キノボリトカゲはニホントカゲとは異なり、木登りというくらいですから立体活動を好みます。高さがあって、自分で登ることができるケージが必要ということです。
こういったケージは専用のものが売られています。
たとえば・・・
●ジェックス グラステラリウム 4560
●SANKO パンテオン ホワイト WH6045
なんかが有名で使いやすいものではないかと思います。爬虫類を扱っているお店ではこのようなケージを使用しているところが多いようです。一部ショップでは独自のケージを使っているところもあります。
私ももちろんこれらの購入を検討しました。
お値段が張るのはまあ長期利用と使い勝手の良さを考えればやむを得ないとして私にとってネックだったのはその重さでした。
たとえばグラステラリウム 4560はその重さが約20kgあります。三晃商会は軽量化していますが、それでも13.4kgあります。
この両製品は扉の開け方に大きな違いがあり、グラステラリウムは観音開き、パンテオンホワイトはスライドドアです。私は観音開きの方が好みなのですが、さすがに20kgは重いかなと思います。
どちらもガラス水槽で、ある程度力のあるトカゲが体当たりをしても割れないような厚さのガラスを使用しているのでしょうか、どうしても重くなってしまうのです。
キノボリトカゲに限らず、トカゲは上から見られること、上から世話をされることを本能的に嫌います。カラスなどの天敵が上から襲ってくるからなのでしょうね。
するとトカゲのケージは床に直置きではなく、何か台や棚に載せてあげて観察するときに横から見るような観察ができる高さにおいてあげた方が良さそうです。
棚を置いて高いところに置けば、棚が収納スペースになりますから飼育用品の収納等を考えればメリットではありますが、地震を考えると高いところに重たいもの、それも割れやすいガラス製品を置くことに躊躇しました。
そんなことを考えていたらガラス水槽の熱帯魚は飼えないのでしょうけれども、力の強いトカゲを飼いたいわけではなく力の弱いキノボリトカゲを買うのにも関わらず重たいガラス水槽を使うのは、メリットよりデメリットのほうが大きいと判断したのです。
既製品を買うということは同時に「安全」「安心」を買うということでもあります。自作したものだと自分が気づかなかったトラブルが後から起きることがあります。既製品は過去に様々なトラブルを経験してそれを考慮して改良が加えられていますから、多少値が張ったとしても既製品を買う価値は十分にあります。正直今でもまだこれらを買い直すかどうか悩んでいます。しかし、とりあえず私の要望に合うものを自作することにしました!
それに自作しなければただの商品紹介ページに終わってしまいますしね笑。
せっかく自作するならできるだけわがままなものを作ろうと思います。どんな要件を自分が希望しているのか整理してみました。
1 風通しがよいところと湿度を適度に保ってくれるところを作る。
2 軽くて取り扱いが容易なものとする。
3 なるべく製作に掛かる費用を抑える。
4 使い勝手の良いもの(清掃やエサ遣りなどが簡単な構造)を目指す。
5 立体活動ができるようトカゲが登れる壁を作る。
6 トカゲだけではなくコオロギが脱走できないような機密性は保つ
買い物に行ったのはダイソーです。ダイソーやセリアなどの100均には工夫次第でDIYに使えるものがたくさんあります。個人的にはキャンドゥさんも好きなのですが、自宅近隣には店舗がないためDIYのために100均に行くときはほぼダイソーさんです。いまや100円均一ではなく108円×●のお店ですので「均一」とは言えませんが。
詳細は次回に続きたいと思います。
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